実験No.3 パイロット・フィッシュ無しで水槽立ち上げ
この実験は、今までの嫌気ろ過の実験ではありません。
通常水槽を立ち上げる時は、パイロットフィッシュ(本命の魚でなく丈夫な魚)を水槽に入れ、硝化バクテリアの発生・増殖を促し水質を安定させる方法が多いと思いますが、飼いたくもない魚を飼ってそのまま飼う方もいれば、後はどうしようと悩む方も多い事と思います。
その為、以前から私が行なっていた事ですが、セット直後から少量の飼育魚用の餌を水槽に入れ、少しでも硝化バクテリアを早く増やそうと思って行なってきましたが、完全にパイロットフィッシュなしで、目的の飼育魚を飼えるようになるか実験してみる事にします。
パイロット・フィッシュを入れなくても、古くからある手法としては、底砂の中に☆になった金魚を入れておく等ありますが、要はバクテリアの餌となる物があればいいという事です。
そこでちょうど知人から、水質・水温・溶存酸素量等に敏感なエビのレッドビーシュリンプ(RBS)を頂いたので、このレッドビーシュリンプを目的の飼育魚(魚ではありませんエビですが)とし、水槽を立ち上げていきます。
実験は、45cm水槽 45cmx30cmx30cm 35リットル水槽で行なっていて、パイロット・フィッシュ無しで水槽立ち上げ方からレッドビーシュリンプ導入後までを書いています。
パイロット・フィッシュ無しでレッドビーシュリンプ水槽立ち上げにおけるメリット
○飼いたくもない魚を飼わなくてもよい。
○パイロット・フィッシュといえども、☆になる事もあります。犠牲のリスクを減少。
○危険時期(アンモニア・亜硝酸の多い時期)に、水換えをしなくてもよい。
○☆になった金魚と比べれば、病気の心配が少ない。
○実際に飼おうと思っている飼育魚の餌でバクテリアを増やすので、バクテリアの餌となる物が元は同じ物である。
パイロット・フィッシュ無しでレッドビーシュリンプ水槽立ち上げにおけるデメリット
○飼育魚がいないので、殺風景でさみしい。
○亜硝酸の検査薬が必要。
その他のメリット・デメリットもあるかもしれませんが、その時は書き足していきます。