実験室 熱帯魚,アクアリウム通性嫌気性ろ過,比較飼育

実験室No.1 日記(2001年10月)

10月7日(日)
まだ早いかもしれないが、水草を植えてみた。ハイグロフィラ・ ポリスペルマ各2本、アメリカン・スプライト各2本、ウオーター・バコパ各2本、アマゾンソード各1本で、いずれも元気のよさそうなものは、第7水槽(一般式)へ。いまいち勢い の無いものや、アマゾンソードのように黒ヒゲが多く生えたものを第8水槽(嫌気ろ過)へ植え た。嫌気ろ過は、水草も元気に良く育つそうなので、ハンデを付けてみた。
水草を水槽に入れた

 

 

 

10月11日(木)
第8水槽(嫌気ろ過)は、かなり白い濁りが取れてきたものの、いまだに少し 白く濁っている。第7水槽(一般式)は、かなり透明に近くなっている。第7水槽にP○Bを10cc投入。
セットして6日の水槽

 

10月14日(日)
第2水槽(水草・混泳水槽)でトリミングした、アナカリスを1本ずつ植えた。第7水槽(一般式)には、勢いのあるわき芽の出ているものを植えた。
第8水槽(嫌気ろ過)の白濁りはまだ取れない。砂と水を入れていただけで、かなり濁っていたのが原因か、インフゾリアの素や嫌気性還元バクテリアの作用なのか、今のところわかりません。
アマゾンソードに生えている黒ひげが、少し薄茶色というかやや白っぽくなってきた。水槽中に栄養が無いからであろうと思われる。

 

 

 

10月15日(月)
第8水槽(嫌気ろ過)PH8.3。
第7水槽(一般式)PH8.3。
第7水槽は、水が透明であり、セットから10日経ったのでパイロットフィッシュとして、第5水槽(稚魚水槽PH7.2)から4尾と第2水槽(水草・混泳水槽)の産卵箱から9月7日孵化と思われる稚魚1尾を導入。(いずれもアルビノ・コリドラスの稚魚2.5〜 2.8cm)産卵箱から移した稚魚が、入れたとたんキリキリ舞状態となったので、第2水槽のペーハーを測ってみると、な・・・なんと5.5。そういえば、最近あまり測って なかったのでビックリといったところです。PH差が2.8もあれば無理もないか。少しの間様子を見たが、落ち着いてきたようなのでよかった。早速ブラックウォーターを 10cc投入し、PH8.1になったが、あまり下がらないのでペーハーダウンを4cc投入。す ぐ測った数値は、7.6とりあえず数時間このままにしておこう。約10時間後に測定すると、またもや8.3に戻っている。PHダウンを4cc投入するとPH7.7に下がった。とり あえずこのまま様子を見る事にする。やはり自分の水槽であっても水合わせは、ペーハーの数値によってはした方がいいようであります。(当たり前か !! )
第8水槽は、まだ白い濁りがあるので魚を入れるのをもう少し待つ事にする。第8水槽にもPHダウン4ccと、ブラックウォーター10ccを投入。PH7.9に低下。第8水槽に、インフゾリアの素を薄く撒き散らした。(10日毎位にインフゾリアの素の投入が必要らしい)
セットして10日の水槽

 

 

 

10月18日(木)
第7水槽(一般式)にP○B2cc投与。魚を入れ3日経つと、やはり少し白く濁り始めた。これは、好気性の硝化バクテリアが繁殖し、働きだしたからであろう。ただし、今のところアンモニアから亜硝酸になりつつある程度だと思う。
第8水槽(嫌気ろ過)は、やや遅いがなんとか透明になってきた。あと少しで魚を入れることが出 来そうだ。
第7水槽PH8.4、第8水槽PH8.6・・・なぜ〜 なぜペーハーがこんなに高いのだろうか、大磯砂はペーハーにあまり影響しないと思っていたが???
水槽の水が透明になってきた

 

 

 

10月20日(土)
第7水槽(一般式)に第5水槽(稚魚水槽PH7.0)からアルビノ・コリドラス 2.5〜3cmの稚魚を5尾追加導入。第8水槽(嫌気ろ過)も水が透明になったので、第5水槽(稚魚水槽)からアルビノ・コリドラス2.5〜3cmの稚魚を10尾導入した。稚魚水槽のPH7.0、 両水槽共にPH8.2。これくらいの差は、前回なんとも無かったので水合わせもせず移動させた。(これは、非常に丈夫な種類だから出来るのであって、魚種や、 同じコリドラスでも種類によりペーハー変化に強いものと弱いものがいるので、くれ ぐれも真似をしないようお願いします。)10月15日に導入した5尾も元気です。今回 導入したのは、全て9月7日に孵化した稚魚達です。現在与えている餌は、ブラインシュリンプ・アルテミア・冷凍ミジンコ・冷凍赤虫の1〜2種を1日に2回与えています。
現在のペーハー・亜硝酸・硝酸塩の数値は、
第8水槽 PH8.2 亜硝酸0.1mg/リットル 硝酸塩3mg/リットル 水温24℃
第7水槽 PH8.2 亜硝酸0.2mg/リットル 硝酸塩4mg/リットル 水温24℃
上記の検査後、ブラックウォーターを10ccずつ投入。
ペーハーが高すぎる

 

 

 

10月23日(火)
両水槽共PH8.2
第7水槽(一般式)の水は無色に近いが、エバー式は少し黄色かかっている。
ブラックウォーターは、同量しか入れていない。
第8水槽(嫌気ろ過)に嫌気性還元バクテリアを4cc投与してみる。
第7水槽にはP○B2cc投与。
水質管理にはもってこいと思われる、ラミィノーズ・テトラを両水槽に入れれば、水質変化がいち早くわかるのではないかと思い、専門店へ行ったが、やはりペーハーが高すぎるので、せめて7.5に落ちるまで待った方が良いと言われ、今日のところは思いとどまる事にした。
両水槽共、アマゾンソードとウォーターバコパの黒ヒゲの生えているところは、葉の色が茶色になってきた。
少し違っているところといえば、第8水槽は暗い色の茶色で、第7水槽は赤っぽい茶色だという事です。
第8水槽
(第8水槽)
第7水槽
(第7水槽)

 

 

 

10月26日(金)
第8水槽(嫌気ろ過)PH8.2 亜硝酸0.5mg/リットル 硝酸塩8mg/リットル 水温24℃
第7水槽(一般式)PH8.1 亜硝酸1mg/リットル 硝酸塩25mg/リットル 水温24℃
魚(アルビノ・コリドラスの稚魚)は、両水槽共いたって元気に泳ぎ回っているし、餌食いも良い。
アマゾンソードとウォーターバコパの黒ヒゲは、両水槽共黒ヒゲから白ヒゲになってきた。
生えている場所の葉の色が茶色になっている。黒ヒゲにまで栄養が回らないのではないかと思われる。
葉に付着している茶色は、水槽立ち上げ初期に生えるといわれる、茶ゴケかもしれない。
当然まだ、水草にも栄養があまり回っていないと思う。
第7水槽のヒーターコードに、白い汚れが相当付着している。第8水槽も付着しているが、それほど目立たない程度である。
亜硝酸が結構上がっているので、第8水槽にインフゾリアの素を薄く撒き散らした。
第7水槽にP○B6cc投与。
現在の一日あたりの餌の量は、両水槽共冷凍ミジンコ2/3ブロック・冷凍赤虫約30匹・アルテミア少々。
今後、毎週金曜日に、亜硝酸と硝酸塩の濃度を測定し、亜硝酸1mg/リットル・硝酸塩45mg/リットルをどちらかでも超えた場合、換水(魚が入ったままの状態で底砂に触ることなく水だけ交換する事)又は、水換え(魚が入ったままの状態で底砂の汚れが舞い上がらないように、毒抜き水を交換する事)を行なう事とする。
交換の量については、通常1/3の量を目安とするが、亜硝酸・硝酸塩の濃度により判断するものとする。
ただし、都合により金曜日に必ず出来るとは限らない。

 

 

 

10月28日(日)
第8水槽(嫌気ろ過)PH8.3。 第7水槽(一般式)PH8.2。
うーむペーハーがなかなか下がらない、どうしたものだろう。
アマゾンソードの黒ヒゲが、白ヒゲになり茶ゴケらしいものまで付着して、かなり見苦しいので、第8水槽9枚・第7水槽6枚をカット。
第8水槽は、もともとあまり元気がなく、勢いのない、黒ヒゲがかなり生えていたアマゾンソードを植えていたので、9枚もカットするとかなり殺風景になってしまった。
最初に、ハンデを付けすぎたか !?
アルビノ・コリドラスの稚魚達は、いたって元気である。体長2.8〜3.5cm。
右が第7、左が第8水槽
(右が第7、左が第8水槽)

 

 

 

10月30日(火)
第7水槽(一般式)の1尾が、水槽の隅の方で鼻上げ状態。これは、水質悪化が考えられるので測定。
亜硝酸0.2mg/リットル 10月26日よりかなり減っている。硝化バクテリアが増えて、働いてくれているのであろう。
硝酸塩40mg/リットル PH8.0 このままでは、金曜日までに45mg/リットルを超える事は、間違いなさそうなので、二日間エアレーションしておいたPH7.9の水で10リットル水換え。
水換え後の硝酸塩15mg/リットル このまま少し様子を見る事にする。
12時間後、やはり鼻上げをしている。時々水槽のふちを速く泳ぎ、時々止まる。
しかし、餌をやるとちゃんと底に降りて餌を食べる。うーん、よくわからない。
第7水槽に、茶ゴケが目立ってきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

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