熱帯魚,アクアリウム,通性嫌気性ろ過,飼育日記,実験,小技,写真

熱帯魚アクアリウム飼育日記(2001年9月)

9月1日(土)
以前からホームページ上で気になっていた、嫌気ろ過に魅力を感じ、嫌気ろ過に必要な物とCo.ステルバイを購入。なんでも硝酸塩も分解するそうで、自然の循環に近く、水替え回数をかなり減らす事ができるらしい。

 

 

9月5日(水)
アルビノ・コリドラスが、明け方3回目の産卵。ここのところ毎週水曜日に産卵している。前回から勉強したので、今度は、第3水槽(17cmキューブ水槽を今後孵化水槽とする)にくみ置きエアレーションした水を入れ、水槽の壁になるべく1個ずつ離れるように、指の腹にくっつけては貼り付けるのくり返しを約120個!!
とりあえずエアレーションのみを行う。

 

 

9月7日(金)
9月5日産卵のアルビノ・コリドラスの卵は、水温27℃で、昼ごろから壁に貼り付いたままの卵から、しっぽが出てきて卵のカラから離れていき、底に2.5〜3mm位の稚魚がうようよと50〜60尾。感動ものである。
孵化したばかりのアルビノ・コリドラスの稚魚

 

 

9月8日(土)
稚魚に孵化させたばかりのブラインシュリンプとアルテミアを与えてみるが、さすがにまだ食べないようだ。
普通、稚魚のヨークサックがなくなったらエサを与えるようにと聞くが、はっきり言って卵にしっぽが生えているだけのような稚魚を見てもどれがヨークサックなのかわからない。まあ、孵化後2〜3日経ってから与えた方が良いようである。

 

 

9月9日(日)
稚魚の胸ビレが生え始めたが、次々と半分以上が☆になっていく。昨日与えたエサが残っていて、水が汚れているらしい。スポイトで残りエサと☆になった稚魚を掃除し、外掛けフィルター(OT-30)を設置してみる。
第2水槽(水草混泳水槽)の黒ヒゲ退治にベックフォード・ペンシルを5尾購入。(店頭では、ゴールデン・ペンシルという名前で発売されていた)

 

 

9月10日(月)
台風接近!明け方アルビノ・コリドラスが60個位産卵したとみられる。今回は前回から5日しか経っていないため、油断していたので気付くのが遅く、28個回収。9月7日に孵化した稚魚にアルテミアを与えてみるが、食べているかどうかわからない。数時間後に見ると、今まで真っ白だったおなかが少し茶色になっている。アルテミアを食べ始めたようである。(孵化後3日)体長4〜5mmで、生き残りは約20尾。

 

 

9月12日(水)
9月10日産卵のアルビノ・コリドラスの卵が孵化したが、9月7日に孵化した赤ちゃんコリ(6〜7mm)と一緒の水槽(孵化水槽)の上、せわしく動くので、はっきり何尾孵化したかわからないが、4〜5尾と思われる。他は白カビにやられてしまいました。

 

 

9月14日(金)
新規水槽を立ち上げるには、TOP水温が25℃を目安に考えた方が、バクテリアや魚のためには水温を下げる必要もないので、気温の下がる10月まで待つ事にしよう。

 

9月15日(土)
2回目(9月12日)に孵化した赤ちゃんコリは、7尾と思われる。しかし、そろそろヒーターの事も考えなければならない。
サーモ一体型のヒーターは安くつくが、ヒーターカバーが付けられない。これは問題だ。熱帯魚は熱を感知する機能が発達しておらず、やけどの心配があるとか、水草に直接ヒーターが当たるとよくないとか、インターネットで調べると色々出ている。

 

 

9月17日(月)
9月7日に孵化した稚魚は、ブラインシュリンプ、冷凍ブラインシュリンプベビー、アルテミア等をもりもり食べて、体長は8〜10mm位になり個体差が出始める。
一昨日のヒーターの件だが、高くつくがやはりセンサーが別にあり、ヒーターが別に取り付けられるタイプの方が、ヒーターが切れたらヒーターだけ換えればいいので長期的に見れば安くつくし、安全面などから考えても良いようだ。しかし思うのだが、器具にしろ魚にしろ、店によってかなり値段が違うものだなあ・・・。魚については、ワイルドかブリードかによっても値段は違うでしょうが、ちゃんとトリートメントしてある魚であれば、当然手間が掛かるので値段は高くなる。器具にしろ魚にしろ少々値段が高くても管理の行き届いた、店主が熱帯魚好きで店を始め、知識の豊富な店の方が、購入時から後々まで色々面倒見てもらえるし、トリートメントの手間もはぶけるし、かなり楽をさせてもらえるようです。

 

 

9月20日(木)
9月7日に孵化したアルビノ・コリドラスの稚魚は、全体的に10mmを超えたようである。
アルビノ・コリドラスの稚魚は、全体的に10mmを超えた

 

 

9月21日(金)
アルビノ・コリドラスが、AM03:15〜05:30位まで11回の産卵。1回に約20個の産卵。Tポジション・抱卵・卵の産み付けを全部見てしまいました。写真も数枚撮ったが、動き回るアルビノ・コリドラスをマクロで撮ったので、なかなかピントが合いません。いまだにマニュアルフォーカスの35mmカメラで撮ってます。産卵数約220個、回収180個水温25.5℃。しっしかし、こ・・・これが全部孵化したらどうなるんだろうか?今回は、前回から11日と間があいていたので、たまってたんだろうか?すごい数だ。5回目の産卵が終わったころ、もう終わりだろうと卵回収作戦開始。
各指に1個ずつくっ付けて、孵化水槽に移動、水槽の壁に貼り付けるを繰り返し行っていると、またペアでソワソワ繁殖行動に!もう頭にきたとカメラを取り出しパシャパシャやってると、卵の産み付け場所がなかなか決まらない。カメラを意識して水槽の奥の方へ隠れて、前面に出てきたらもう抱卵していない。どこかの水草にでも産みつけたらしい。その後も次々に産卵。数が多いのと産卵したものをすぐ取ろうとしたので、回収時に何個もつぶしてしまったし、目を離したスキに、スネイル退治にと入れてあるトーマシーに数個食べられてしまった。じっと見ていると、だるまさんが転んだのように、序々に近寄りパクッと食べる。・・・食べるというよりも、つぶしているようにも見える。
アルビノ・コリドラスのTポジション

 

アルビノ・コリドラス卵の貼り付け場所を探している

 

アルビノ・コリドラスが、ガラス面に卵を産みつけた

 

孵化水槽へ貼り付けたアルビノ・コリドラの卵回収180個

 

 

9月22日(土)
昨日、180個位の卵を回収してしまったために、もし孵化水槽で半分の90尾孵化したとしたら・・・大変だーということで、まだ早いと思ったが、9月16日にリセットしたばかりの第5水槽(30cm稚魚水槽)へ、9月7日孵化の稚魚を主に移し、残りを親の居る第2水槽(水草・混泳水槽)に設置した産卵箱へ移した。本当は、9月7日孵化した稚魚を第5水槽へ、そして9月12日孵化した稚魚を第2水槽の産卵箱へ移そうと思っていたが、実際は選別が大変なので、多少混じってしまった。果たして水合わせもせず、ちゃんと生きていけるだろうか?普通の網ですくうのは難しいので、料理用のアク取り(現在、冷凍赤虫の解凍用に使用)ですくうとすくい易かった。夜は、かなり寒くなり水温が22℃まで下がったのでヒーターをセット。
9.07孵化の稚魚を稚魚水槽へ移した

 

9.07孵化の稚魚を産卵箱にも移した

 

 

9月23日(日)
80個位が、白カビにやられたので、スポイトで吸い取り処分。30〜40尾位が孵化した。
第1水槽(コリドラス混泳水槽)の水草に黒いヒゲ状のコケが生え、少し目立ってきた。そう言えば、最初の頃は週に2〜3回10リットルずつ水換えしていたが、ここのところ週1回10リットルの水換えになっている。もう少ししたら、第1水槽をリセットしてみよう。

 

 

9月24日(月)
40個位が白カビ。孵化数合計約50〜60尾。9月9日に導入したベックフォード・ペンシルが深くいい色になってきたが、雄雌の違いでか色が違う。雄らしい方は、前半身の色が濃くなり、後の方は赤く染まっている。雌らしい方は、ヒレが少し赤くなっている程度。しかし、黒ヒゲ状のコケを食べると聞いていたが、全然黒ヒゲは減らないで増えている。エサが多いのかなー。

 

 

9月26日(水)
9月23、24日に孵化した赤ちゃんコリにブラインシュリンプを与えると、早く孵化した稚魚は食べているようである。9月7日孵化の稚魚がメインの第5水槽に冷凍赤虫をハサミで切ったものを与えたが、大きすぎるのか、口に入れては吐き出すだけで、やはりまだ食べれないようである。大きい個体は約1.5cmに成長。
2階建て水槽

 

 

9月30日(日)
ずいぶん大きく育ってきたが、第2水槽の産卵箱にいる、9月12日孵化の稚魚が1尾☆になる。
9月7日孵化の大きい個体は1.8cmになった。
第1水槽のリセット。まず上から中間位までの水をタライに移し、残りの水でスポンジフィルターのスポンジを洗い、砂やアクセサリーも洗ったが、砂がかなり汚れているので、その水を捨て、水道水をホースで水槽の中に入れ砂をゴシゴシ、水槽もゴシゴシと洗い、水を切る。これをきっかけに底面フィルターを設置し、上部ろ過のストレーナーに直結。これについては、色々なホームページを見ると賛否両論であるが、さてどうなることやら。

 

 

 

 

 

 

 

スポンサードリンク

page top